家出塾を開催しました

掲載日:2024年10月17日

10月12日、13日、一泊二日の家出塾、無事終了しました!

年の違う子どもたちが6人集まり、いつか訪れる家を出るその日のための、一人前なる練習の日。

自分で、全部やってみる。
知らない人と、一緒に「暮らし」てみる。

そんな、「一人前=自立」の練習をします。

最初のオリエンテーションでは、緊張していましたね。

お手伝い塾の先輩!石田さんの娘さんも撮影係、フォロー係で参加!

夕飯朝ごはんのメニュー決めは、さすが女の子たち。

お姉さんが中心になって、みんなの意見をまとめながら進めていくことができていました。

夕飯は「ミートソースペンネ」

朝ごはんは、「ピザトースト」

自分たちでレシピも決めます。

みんな人ぞれぞれ、育ってきた環境も、年齢も、こうしたい!ああしたい!が、違う。

自分の思いも伝えつつ、みんなの話も聞く。助け合って、暮らしをする。

いつか家族ができたときの練習です。

 

近くの神社にお参りに行って、この土地の神様にご挨拶。

お買い物も、歩いてスーパーへ。

余ったらお菓子に回せるので、そこも計算しながらお買い物をしていました。

 

年上のお姉さんたちが、下の子たちに教えたり、みんなそれぞれ自然に役割分担して調理開始。

大人の分も含めて、10人分を作るので、あれ?味付けがきまらないぞ?

隣りながらも、最後に調整し、少しずつ失敗しながらも、とってもおいしい夕飯ができました。

 

片付け後は、

温泉に行って、裸の付き合い!

お布団も、自分たちで敷きました。

夜は、自立のカードゲームで、自分の意見を言う練習。

 

たーくさん色んな話をして、朝にはすっかり仲良しに。

朝は朝飯前の家事。

ごはんをつくる。そうじをする。身の回りのことが自分でできる。

ちょっとずつ、「自立」の練習が、できているようですね。

 

食事後は、日本の季節と文化を学ぶ、本物のお茶室で、季節のお菓子とお茶事体験へ。

太宰府にある和菓子調整處・藤丸の、藤丸阿弥先生による、お茶講座を行いました。

お茶室の入り方や、お茶の入れ方、お菓子、お作法の意味など、普段経験できない体験をできましたね。

戻ってからは、大人とは?子どもとはディスカッション講座と、家出テスト。

帰るころには、すっかりくたくたな様子でしたが、こころなしか、少しみんな大人の顔になっていました。

 

1日では、もちろん全部ができようにはなりません。

同じように、20歳になったからって、最初からいきなり何でもできるわけではありません。

今回の会のように、楽しかったり、やってみたり、譲ったり、譲ってもらったり。失敗したり、成功したり。

これから、自分で考え、たくましく生きていくためのきっかけに、

今日の一日がなりますように。