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エアコンのフィルター掃除~効果は様々
掲載日:2016年07月09日
エアコンの掃除は面倒な作業ですが、重要な効果を発揮します。年に一度、作業するだけで大幅に節電できることもあるのです。
たった30分の作業で、夏の電気代を節約できるなら、それにこしたことはありません。今回はエアコンのフィルター掃除の効果について、解説していきます。
どんな役割を持っている?
そもそも、エアコンのフィルターはどんな役割を持っているのでしょうか?
ずばり、本体を長持ちさせる役割があります。
よく勘違いされていますが、フィルターがついている場所は、排出口ではありません。内部に空気を取り入れるための場所についています。エアコンは室内の空気を取り入れて、冷やしたり暖めたりしてから吐き出す空調設備です。つまり、エアコンのフィルターは、内部に埃やゴミを取り込まないためにつけられているものなのです。
エアコンのフィルター掃除の効果について
まず、エアコンのフィルターが汚れているとどうなるかを考えてみましょう。
フィルターが汚れていると、エアコンは空気を吸い込みにくくなります。
掃除機に置き換えて考えてみると、わかりやすいでしょう。掃除機のホースにビニール袋やティッシュが詰まっていると、吸引力が下がってしまいますよね。そして、吸引力を強くするということは、そのぶん、消費電力がアップしてしまうということです。電気代を安くするためには、少ない吸引力で多くの空気を取り入れられる状態にする必要があります。
次に、エアコンの空気ですが、汚れたフィルターを通して、取り入れた空気は吐き出す時にも、もちろん汚れています。
張り付いた埃の中で、ダニや雑菌が繁殖している可能性も高いです。小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、特に注意しておくべきでしょう。
慢性的に汚れた空気の中で生活していると、喘息や気管支アレルギーを発症してしまう可能性があります。逆に、しっかりと掃除されていると、フィルターで埃が除去されるので、通常の部屋の中の空気よりも清浄な状態を保つ効果が期待できます。
エアコンをつけるだけで、空気清浄機を使っているような効果も得られるでしょう。
まとめ
エアコンのフィルターは、内部に埃が侵入するのを防ぐ役割を持っています。
掃除を怠ると、故障が早まってしまうだけでなく、部屋の空気がダニやハウスダストで汚染される可能性もあります。しっかりと掃除しておけば、節電効果や空気清浄機としての効果も期待できます。
小さなお子さんがいる家庭は特に注意が必要です。年に一度、必ず掃除しておくように心がけましょう。