共働き夫婦の子育て~部屋の片付けを滞りなくするノウハウとは?

掲載日:2018年08月17日

共働き夫婦が珍しくない昨今、どのように家事を行っていますか?

きちんと分担していますか、それとも片方に比重が寄りすぎていませんか。

どちらにせよ仕事で疲れて帰ってくるのはどちらも一緒ですから、家事の負担は最小限に抑えたいところです。

さらに子育てもとなると時間がいくらあっても足りません。

そこで共働き夫婦の子育てでお互いの負担を軽くするための部屋の片付けノウハウについてご紹介します。

コツをおさえておけば、「部屋が散らかったままでイライラも蓄積される」「必要なものがすぐに見つからないイライラ」から解放されて余裕のある子育てができます。

物の定位置をあらかじめ決めておく

部屋に物が乱雑に散らかった状態で片付けをスタートすると、「これはあそこに、こっちはここに、それからこっちは、」というようにやることが多すぎて嫌になります。

ですので基本的には使ったものは使い終わったらすぐに片付けておくと「さあ、片付けよう」ということにならずにすみます。

しかし物の定位置が決まっていなかったり分かりにくい場所に片付けてあると、「どこに片付ければ良いのか分からないから後で片付けよう」と家族が考えてしまい、結局使ったままで放置されてしまい部屋が片付かなくなります。

つまり家族みんなが使うものはあらかじめ定位置を決めておくのが重要です。

たとえば家のカギなどは手に取りやすいように玄関に小物入れを置いて必ずそこに片付ける、TVやエアコンのリモコンは机の上に置き場所を作る、脱いだ服は洗濯籠に入れる、などです。

「定位置はあるのに片付けてくれない」という場合、もしかしたら物の定位置が普段使わない場所にあるせいかもしれません。

たとえばリビングでいつも爪切りをする習慣があるのに、爪切りの収納場所がリビングから離れた寝室にあると「どうせすぐまた使うだろう」と出しっ放しになってしまいます。

自分だけではなく、家族にとって分かりやすい物の定位置を決めておきましょう。

「どこに置くのか分類が難しいもの」については、仮置き場を作るのがおすすめです。

マルシェ籠などを用意して一時置き場にして、休日になったらどこに片付けるか決めるなど、時間を有効活用できるようにしましょう。

ぱんぱんに詰め込まない収納を心がける

「朝の忙しいときに、今日もっていくハンカチが見つからない」とイライラしたことはありませんか。

買い物から帰ってきて、買ってきた調味料類が物置に入らなくて仕方なくそこら辺に買い物袋ごと放置していませんか。

物がぱんぱんにつまった状態の収納は、取りだしにくいのでストレスのもとになります。

またぱんぱんに詰め込まれた状態だと片付けにくいので、片付けなくなってしまいます。

片付ける場合、ものの収納はスペースに対して約8割を目指しましょう。

あまり物を詰め込まないことを意識していると、余計な買い物を減らすことにもなり、時短と片付けだけではなく、無駄遣いも見直せて一石三鳥の効果があります。

掃除道具はすぐ手の届くところに置いておく

使ったものはすぐ片付けるように、気になった汚れはその場で掃除するのが一番です。

「ぜんぶまとめて週末にやる」となるとかなりの大仕事となります。

ただし掃除道具が遠い場所にあると、「ついでにぱぱっと掃除」とはいきません。

リビングの片隅にコードレス掃除機を置いたり、洗面台の近くにちょっとしたゴミ捨て場や水滴を拭くための布などを置いておくと、「気がついた人がさっと掃除する環境」が出来上がります。

歯を磨きながら洗面台の鏡に散った水滴を拭き取ったり、テレビを見ながらテレビ台の埃を拭き取ったりできるようにしておけば、手間がかからない上に掃除に労力もかかりません。

掃除用具を目に見える場所に置くことで、「汚れには気がついていたけど掃除道具がどこにあるか分からなかったから掃除できない」ということもなく、家族全員で掃除にとりかかることでそれぞれの負担を減らせます。

ママだけ、パパだけが掃除をするのでなく、親も子供も掃除を分担できます。

一気に片付けようとしない

部屋の片付けをしない理由の1つに「時間がない」ということが挙げられます。

夫婦そろって仕事をしているのですから家事に割ける時間には限りがあります。

そうなると優先順位が高い順に家事をこなすことになります。

食事は用意しなければ子供がお腹を空かせ自分たちも辛いですから疎かにはできませんが、「部屋の片付けなら今やらなくても困らない」「時間があるときにまとめてやればいい」と後回しにしがちです。

しかし一気に部屋を片付けるとなると、それなりに時間がかかってしまいます。

「時間がかかるから片付けは後回し」という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

ですので片付けは溜め込むのではなくこまめに気がついたときに「5分間だけやる」と時間に区切りをつけてコツコツとやりましょう。

まとめ

共働き夫婦は家事にさける時間があまり多くはありません。

一人で抱え込むよりも、家族全員で分担した方が負担が軽くてすみます。

部屋の片付けは物の定位置をきちんと決めたり誰もが分かりやすく取りだしやすい収納方法を工夫することで滞りなく行えます。

イライラしながら嫌々片付けるよりも、なにかのついでにささっと片付けておくことで「やらされている感」や「自分だけが片付けしている感」をなくすことができます。

どうしても難しい場合は、家事代行サービスなどを利用して、いったん整理整頓された状態を取り戻してからスタートするのもおすすめです。