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玄関の収納アイデア~DIYで出来る事と出来ないこととは?
掲載日:2018年08月21日
出かけるときに必要な物が玄関に置いてあるととても便利ですが、だからといって物にあふれた玄関では来客時に恥ずかしい思いをしてしまうことになりますよね。
収納スペースがあれば目立たなくすることができますが、あらかじめ収納できるスペースがない玄関や賃貸の場合は困ります。
そこでこの記事では、すぐに活用できる玄関の収納アイデアについて解説します。
DIYで出来る事と出来ないこともご紹介しますので、「リフォームを考えているけれど、どこまでなら自分でなんとかできるのだろう」とお悩みの方はぜひ参考にして下さい。
下駄箱を手作りする
玄関で収納に困るモノといえば靴です。
シューズラックがなければDIYで靴箱を作りましょう。
ホームセンターでは好みのサイズで木材をカットしてもらえるサービスや加工できる工作室が利用できたりするところもありますので、自宅に道具がなくても自分好みのサイズで下足箱を作れます。
事前にきちんと下駄箱を設置したい場所のサイズを測っておきましょう。
靴だけではなく、できるだけ隠しておきたい灯油のケースを収納する場所なども確保できるのがDIYの強みです。
また木で作らなくても、様々な道具で下駄箱は作れます。
まず壁に靴をかけるラックを作り、カーテンを付けておくだけでも立派な下足箱になります。
ラックは100円ショップでも購入できるディッシュラックを壁に掛けておくだけでもOKです。
突っ張り棒にフックをかければ様々なタイプの靴を収納することができます。
またワインやリンゴ用の木箱を重ねるだけでも下駄箱になります。
ワイヤーネットを自分で組み立てて作ることもできます。
ワイヤーネットとその固定具は100円ショップでも手に入ります。
下足箱だけではなく傘立てを作ることもできます。またブロックの上に板を渡すだけでも下足箱になります。
収納に便利な木箱と木箱のための棚を自作する
下駄箱を自作しなくても、一足ずつ箱に入れて箱を積み上げておくという手段もあります。
透明もしくは半透明な箱に入れておけば外から何が入っているのか一目瞭然ですので、出かけるときに困ることはありません。
IKEAやダイソーで販売しているシューズボックスが透明で人気があります。
紙箱や書類ケースなどに靴を収納して外から見えない場合は、写真を箱に見える場所に貼っておくと便利です。
ポイントはやはりサイズやテイストを揃えておくことです。
統一感がでるので、「とりあえず買ってきた状態で箱のまま放置している」という印象にはなりません。
カラーボックスを活用する
「カットした板を加工なんてとてもじゃないけどできない」という方は、市販のカラーボックスを活用するという手段があります。
カラーボックスを横にしたり縦にしたりと組み合わせて、空きスペースにぴったりはまる収納スペースを作ることができます。
ポイントは「色のテイストをそろえること」です。
気にいった色や玄関の雰囲気に合ったカラーボックスがない場合は自分で塗れば思う通りの仕上がりになります。
インテリアラダーを外出着の収納に使う
外出するときに着る上着類も玄関にあると便利ですよね。
インテリアラダーだと靴や洋服の「ちょこっと用意」にぴったりです。
コートやストールだけではなく、S字フックを活用することで帽子やバックなどの小物も収納することができます。
用事がないときはさっと片付けることができます。
ディアウォールで壁面収納
「賃貸だからスペースも狭いし大がかりなDIYは難しい」というおうちにおすすめなのが、ディアウォールの造設です。
壁の前にもう一つの壁を作って、その壁に棚やフックをつけて収納を増やすことができます。
この方法であれば壁に傷を付けない上、気分でインテリアを変えることも簡単ですので気軽に試すことができます。
ディアウォールはホームセンターやインターネット通販で購入することができます。
また100円ショップなどですのこを購入して壁代わりに使用することもできます。
注意!こんな玄関収納をDIYで作ることはできない?
「作ろうと思えばできないことはない」と思われているDIYによる玄関収納ですが、できないことも実はあります。
それは「壁に埋め込むタイプの収納を作ることはできない」という点です。
新築の建物の場合、玄関にあらかじめ収納スペースを壁に埋め込むような形で作ることである程度の広さを確保するのが最近の流行ですよね。
それにならって「自宅もDIYでウォークインクローゼットみたいな玄関収納を作ろう」と考える人も多いでしょう。
しかし壁をくりぬくと建物の強度不足を引き起こします。
天井からつるタイプの吊り棚や壁面全体を覆う大がかりな収納スペースをDIYで作り付ける場合も、地震や火災のときの安全性は保証されていないので注意が必要です。
店舗などの商業施設と異なりスペースが占拠されても消防法に基づく指導が行政から入ることは個人宅ではまずありませんが、災害が起きたときの保険金額がケースによっては変動する可能性もあります。
土間収納や壁につくりつけのシューズクローゼットなどはDIYでは作れませんので、リフォーム業者に相談した方が良いでしょう。
このとき家の図面がなければ業者も安全についての判断が下せませんので注意して下さい。
まとめ
玄関の収納アイデアについて解説しました。
ホームセンターで木材を購入して収納スペースを確保するようなDIYだけではなく、100円ショップでも手に入るような材料でもアイデア次第では収納スペースを確保することができます。
さらにDIYだと必要なものを収納するのにぴったりのサイズで作ることができるのが嬉しいポイントです。
ただし作り付けのシュークローゼットや土間収納など大がかりなものは安全面の問題からも素人がDIYで作るのはおすすめしません。
リフォームを請け負ったことのある専門業者にお願いした方がいいでしょう。