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暮らしのお便り9月号
掲載日:2024年09月01日
旧暦のある暮らし 令和六年 辰年 長月
極暑の八月も何とか無事に過ごすことが出来てほっとひと息ですが、まだまだ残暑が厳しそうなので、皆さまにはくれぐれも体調に気を付けてお過ごしください。
昔、まだ子育てをしていた頃、三姉妹の私たちは夏休みに7人の我が子を田舎の両親に預けて、田舎体験をしてもらう事と、その間の子育てから少しだけほっとする時間をいただいていました。
今考えてみれば、両親には申し訳ないと今更ながら反省をしています。
両親がいなくなった故郷に今年もまた、私たち三姉妹の孫たち2歳から23歳までの8人と家族が集まり、ソーメン流し、スイカ割り、トランプ、水遊び、花火などでにぎやかな時間を過ごしました。
そんな懐かしく愛おしい田舎の家も、そろそろ実家じまいをしていくという何とも言えない時期が近づいてきました。
残すのか・手放すのか、そんな令和6年長月の候。
~イエノコトは日本の暮らしと文化を次世代に繋ぎます~
イエノコトのインスタグラムにも載せている、北谷の野草で作った草団子。
野草はその時あるもので。
今回は、カラムシ・ツユクサ・ヨモギ・スギナなど。
野草に合わせて、粉末状にしたり、湯がいて刻んだりして、 白玉粉に加えます。
水でちょうどいい硬さに調整してお湯に投入。
小豆はあえて茹でこぼさず、力強い仕上がりのあんこにしたので、きな粉は塩だけにしました。
野草はお庭や近くのものがおすすめ。
大切なものは足元に、すぐそばにあると感じます。(山口)
9月 趣味の物、コレクション
集めたコレクションには、集めたときの情熱がほっこりした温かさとして残っています。
もう聴かなくなったレコードでも、その一枚を大切に聴いていたときの心の揺らぎが残っていて、ジャケットを手にするだけで、当時の自分が立ちあがってきます。
当時、熱心にやっていた趣味の物からも、自分の手の温もりとともに、あれだけの仕事をこなせた自分への誇りがよみがえってきます。
ていねいに仕分けてしまってある刺繍糸を見ると、その糸を一本一本選り分けて糸に通していた自分が目に見えるよう。
また、あんなふうに趣味に取り組みたい。
そう素直に思います。
いわば、自分への励ましとして置いてある物たち。
無理に捨てることはない、それらの品物だからこそ、いつまで置いておくかを一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
☆定期的に向きあう時間を作ろう!
『熱心に取り組んでいた大量の物を、管理できる一部を残して使っている方へお譲りしました。物は使ってこそ生かされる!私のもとで死蔵せずに活躍の場をもち、手元に残した物も、今の私に必要か、気持ちはあるのか、折に触れて向き合っています(山口)。』 (辰巳渚『小さく豊かに暮らす物の捨て方残し方』)
番外編☆釜山散歩②
イエノコト韓国語クラスで山本さんと共に釜山へ行ってきました。
天気は生憎の大嵐☆ 暴風雨の中、海女文化展示館から我々が向かった先は、海沿いのカフェエリア、ヒンヨウル文化村。
大荒れの海を見ながら食べるドーナツは最高でした☆
イエノコト韓国語講座は月に2回月曜日17時半から19時まで、イエノコトでやっています☆
ゆる~くやっているので、気になる方は9月25日のリクシルイベント、韓国文化交流会(無料)にご参加くださいね☆
『先送り』も時には必要(^^)
「十人十色」と言いますが、人にはそれぞれ自分の価値観があって、それぞれが自分の思い描くゴールに向かって進んでいます。相手の価値観を尊重し、自分の価値観を大切にすると、どうしても話がうまく進まない時もあります。
自分の価値観を押し付ければ相手には不満が残り、相手の価値観を無理に受け入れれば、自分が苦しむことになる。
そんなときには無理に結論を出さず、先送り、見送りにする方が賢明です。
妥協することで誰かが我慢をする状態になると、後々うまくいかなくなることも…。
「今回は無理せず、またの機会に!」
「タイミングが合ったらまたよろしく!」
そう言える関係性を保っていければ、結果的に長く良いお付き合いができるものです。
「お互いに無理をしない。」
最初にそう約束しておくのも良いですね♪
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