暮らしのお便り 8月号 Vol.117

掲載日:2022年08月01日

イラスト:外間まいこ

旧暦のある暮らし 令和四年 寅年 葉月

今年のお盆には、なかなか会えなかった親族と本当に久しぶりに会えそうで、一途に嬉しいばかりです。

TV電話やZOOMなどで、顔を見ながら話せる世の中がしっかり定着はいたしましたが、年齢のせいでしょうか。やはりハグが出来る距離感で話が出来ることに喜びを感じます。

七十を過ぎた姉が、幼い孫や親族のためにプールと空気入れ、そしてそうめん流し器を七月の初めに早々と送ってきました。その一つひとつを見ていると、姉がみんなで会う日を、どれだけ楽しみにしているのか伝わってきます。 お盆には三姉妹が揃い、その親族を含め十五人が集まります。

人は亡くなっても思い出してくれる人がいる間は、その人の心の中で生きているといわれています。ご先祖さまから受け継いできた命を精一杯生きながら、田舎の庭で孫たちと線香花火を楽しむ幸せなひと時。

そんな贅沢な八月、葉月の候。

一級家事セラピスト 淀川 洋子

~イエノコトは日本の暮らしと 文化を次世代に繋ぎます~

宮本の至福の読書タイム

今月の一冊   『わたしのワンピース』

今月は、にしまきかやこさんの「わたしのワンピース」をご紹介します。

息子たちには読んであげたことはないのですが、うさぎ好きで、洋裁が趣味とくれば買わずにはいられない絵本でずっと大切に持っています。

表紙の絵のように、カタカタとミシンを踏んでワンピースを仕立てるうさぎさんの姿も可愛いのですが、空から真っ白なきれが落ちてくる…というストーリーが楽しい。  そして、そのきれで、うさぎさんが仕立てたワンピースは、とても不思議なワンピースなんですよね。五歳と二歳の孫たちに、そろそろ読んであげようと思っているお気に入りの一冊です。

いそがしいお母さん たまには手伝ってみよう

夏休みで家にいると、昼間のお母さんを見ることができるね。

ふだんは、朝ご飯と夜ご飯を作ってくれる姿くらいしか知らないんじゃないかな。お母さんは、朝から片づけ、掃除、洗濯をこなし、買い物に出かけ、学校の用事や町会の用事も済ませ、、、 すごく忙しく過ごしている。

ふだんは知らなかったお母さんの姿を見て「たいへんだな」と思ったら、手伝ってあげようよ。夜ご飯の準備も片づけもお母さん任せじゃ、悪いよね。食器を出したり、下げたりは、できるはずだ。お母さんが洗濯物をたたんでいたら、あなたがたんすにしまってあげると、きっと大助かりだろう。

 

代わりに用事をやってあげる — 昼間のお母さん  夏休みで知ったなら

いつも「手伝う」だけじゃなくても、いいんだ。

お母さんの用事を、あなたがやってあげるのは、どうだろう。お母さんがお友だちに送る荷物があったら、「私が行こうか」とコンビニに出しに行く。宅配の野菜が届いたら、「僕がしまっておくよ」と冷蔵庫に入れておく。 もちろん、お父さんの用事をやってあげるのも、忘れずにね。

(辰巳渚『自立のすすめマイルール』)

 

こがえる寺で風鈴を奉納

飯塚のこがえる寺に行ってきました。風鈴祈願:一願500円で願い事を書いて奉納出来ます。(黒田☆)

『いつかやる』あなたの『いつか』はいつですか?

もしも寿命がなかったら、今日やるべきことも、なんとなく後回しにされ、やがて『いつかやればいいこと』になってしまうでしょう。

夏休みの終わりに慌てて宿題に取り組んだ、なんて記憶はありませんか?

つまり、締切があれば『いつか』は『いつか』ではなくなるのです。

現在の日本人の平均寿命は男性が82歳、女性は88歳。人生には必ず締切があります。時間の流れを過去から未来へと見るのではなく、未来から現在ヘと意識してみましょう。

「桜の季節に富士山を見に行きたい」と思ったら、手帳に日程を書き込みましょう!「いつか世界一周したい」と思ったら、『いつか』ではなく『いつまでに』。

夢にも締切日をもうけましょう。締切日をもうけることで、夢の実現率は飛躍的にアップしますヨ♪(黒田☆)