暮らしのお便り5月号

掲載日:2022年05月02日

5月。今日は八十八夜。今年の新茶が楽しみですね。

八十八夜が過ぎれば、立夏。5月5日の立夏の前までは、4月17日~5月4日までは、春の土用。

季節の変わり目の土用の時期は、心身ともに体調を崩しやすい期間でもあります。

夏の土用はうなぎを食べるのが良い、というのはご存知かと思いますが、

春の土用でも、食べるとよいとされるものがあります。

「い」がつくもの、もしくは白い食べ物です。

いわし、いちご、いか、いなりずし

豆腐、うどん、しらす などなど、、、。

夏土用は土用の丑の日にうなぎを食べますが、春は戌の日。

2022年の土用の戌の日はすでに終わってしまいましたが、

ゴールデンウィーク中、これらのものを食べるのも、いいかもしれませんね♪

 

さて、暮らしのお便り5月号の発行です。

今月は、淀川さんの昔の思い出から、木苺をテーマにした季節の絵でお届けします。木苺って、なんだかワクワクしますね。

蛙がそろそろ、鳴き始めるころ。(蛙始めて鳴く:第十九候5月5日~9日頃)

今年も夏が段々、近づいてきました。

旧暦のある暮らし 令和四年 寅年 皐月

五月晴れの季節です。幼い頃、木イチゴを摘んでジャムにしていました。

野イチゴより少しだけ酸っぱくて、お気に入りでした。また、いろんな野草の名前を覚えたりして、その味に感動していました。

いつしか時が過ぎて、便利が幸せを運んでくると思うようになり、便利な道具を手にすれば、きっと素敵な暮らしを営んでいけるんだと思っていましたが、何だか少し違うと感じるようになりました。

忙しくても二人分のイチゴジャムなら簡単に作る事ができるし、重くて大きな掃除機を頑張って使うより、ちょこちょこほうきで掃く方が手早く済むと気づいて、少しくらいの不便を、楽しむことが出来るようになりました。

そんな時には、私の師匠の言葉を思い出します。

「手をかけて、磨きをかけて、思いをこめて住まう家」

そんな寅年、皐月の候。

一級家事セラピスト 淀川 洋子

~イエノコトは日本の暮らしと文化を  次世代に繋ぎます~

 

宮本の至福の読書タイム(新連載)

~今月の一冊『熱帯』~

子どもの頃から本が大好きな私ですが、今月から、僭越ながらおススメの本を、ご紹介していきたいと思います。

第一冊目の本を何にするのか、さんざん迷いましたが、森見登美彦さんの「熱帯」にしたいと思います。

読んだのは二〇一九年の一月。好き嫌いは分かれそうですが、物語の中に物語があり、さらにその先にも…という、入れ子構造の作品です。挑みがいのある本の厚みも、好みの装丁も、早く読了しないと本が消えてしまうのでは⁈と、ドキドキする気持ちも、すべてひっくるめて、ワクワクしながら読めました。

読了までの時間は結構かかりましたが、読み終えるのが惜しくて、終わりの方は敢えてゆっくり読んでみたり。

自分も一緒に「熱帯」の物語の中をさまよっていく感じが、恩田陸さんの「三月は深き紅の淵を」を思い起こすようで、ますます本が読みたくなる作品です。どこにいても、いろんな世界を疑似体験できる読書って、やっぱり最高ですね。

 

友達が嫌なことをする 黙ってがまんする?

友だちが、ゲームのやり方を教えてくれない。 「〇〇ちゃんちは、オカネモチだから」 なんて、言われたくないことを言う。友だちなのに、私が嫌がっていること、どうしてわかってくれないんだろう。なぜ意地悪するんだろう。

悲しい思いをすることがあるよね。「やめてよ」と心で思っていても、黙ってがまんしてしまっていないかな。

でも、言っていいんだよ。自分の気持ちを言葉に出して伝えることは、人として当たり前のこと。それに、人によって嫌なことってけっこう違うんだ。友だちも、言われて初めて「嫌だったんだ」とわかると思う。もしかして、友だちとけんかになるかもしれない。だからといって言わないでいても、何も変わらない。

言葉に出し、気持ち伝える

受け止めてくれる人は必ずいる。あなたの言葉を受け止めてくれない友だちもいるだろう。お母さんに言ってみても、わかってもらえないかもしれない。でも、本当の気持ちを言葉に出す努力はやめないでほしい。いつか必ず、あなたの言葉に真剣に耳を傾けてくれる友だちが現れるはずだから。 (辰巳渚『自立のすすめマイルール』

 

秋吉 うにちゃん(♀)

気が付くともう14年!だけどあんよの短さゆえか永遠の仔猫運動神経の悪さがまたかわいいおっとりやさん(飼い主談)

わたしのなまえは”うに”赤ちゃんの頃、海のウニの色に似ていたからこう呼ばれたの今は違う色になっちゃったけどね。ケイコさんと暮らし始めてもう14年になるかしら?天神で兄弟達と一緒にカゴにはいっていたんだけど、ケイコさんの一目ぼれで一緒に暮らすことに。自慢はこのおなかのふさふさとくりくりおめめ。わたしに見つめられたら誰でもイチコロよ!特技は仰向けで寝ることかしら。

 

もしも、あなたの未来に何の制限も無いとしたら、あなたはどこで、誰と、何をして暮らしているでしょうか?

人間はイメージ出来るものしか形にすることは出来ません。

実現可能だからこそ、イメージ出来るのです。 今月は、お金や場所や時間など、一切の制約を設けず、自分が理想とする究極の未来を思い描いてみましょう!

雑誌やインターネットで理想の写真を見つけたら、コルクボードなどに切り貼りして、いつでも目にすることが出来るようにしておくと、夢の実現がどんどん加速していきますよ!

とにかく、ワクワクするイメージを持つことが何より大切です。ワクワクの翼を広げて、究極の未来予想図を創造しましょう!

 

洋子ばあばの知恵袋

~梅干し~

梅の花が終わり、間もなく梅の実の収穫の季節になります。

昔から、梅は万能薬と言われていますので、健康のためにも一日一粒を摂ってみましょう。そんな健康パワーあふれる梅干しを、今年は自分で漬けてみませんか?
梅にこだわって、塩にこだわって、紫蘇の持つ効用も併せて漬け込んでみては、いかかでしょう。

習慣化するまでには時間はかかりますが、昔から伝えられている梅干しの持つ強い抗酸化力で、食の持つ力で免疫力を高めましょう。