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ウォークインクローゼットの窓の位置で後悔しないためのチェックポイントを解説
掲載日:2018年08月27日
ウォークインクローゼットを標準装備する物件が増えてきており、その便利さから人気を集めています。
しかしウォークインクローゼットに窓をつけるかどうかという点については、口コミ評価を見てみても真っ二つに分かれているようです。
ウォークインクローゼットの窓には様々なメリットとでメリットがあるので、あらかじめ理解した上で設計に盛り込んでおくと後々に後悔するリスクを減らすことができます。
この記事では、ウォークインクローゼットの窓のデメリットを解消する「窓の位置」について知っておきたいチェックポイントを解説します。
間取り決めの参考にどうぞ。
そもそもウォークインクローゼットに窓は必要なのか
ウォークインクローゼットは一部屋まるまるひとつがクローゼットとして機能している収納のスタイルを指します。
収納したい物を1ヶ所にまとめることができるので、他の部屋がすっきりと整理できることもあり人気の間取りです。
通常の部屋であれば明かり取りや換気のために窓が必要ですが、ウォークインクローゼットは中で長時間過ごすことを想定していない場所ですので、窓を付けるべきかいなかは迷うポイントだと思います。
ウォークインクローゼットに窓をつけるメリットは他の部屋と同様に「換気」と「採光」にあります。
洋服などを収納することが多いので、梅雨時や雨の時の湿気がどうしてもこもりやすく換気用の窓がなければカビが繁殖しやすい環境となってしまいます。
次に採光ですが、窓が全くない場合は昼間でも作業するために照明をつける必要が出てきます。
しかし明かり取りのための窓があると、日中の作業には照明が必要ないので節電になります。
その他にも家の外観のデザイン上、ウォークインクローゼットに窓が必要になる場合があります。
一方でデメリットもあります。
窓があるとその部分には断熱材が入らないので気候によっては結露してしまいそこからカビが繁殖するおそれがあります。
また採光用の窓があると、ウォークインクローゼットのなかのものが日焼けするおそれがあります。
その他にも、窓があるせいで収納に制限が出るという面もあります。
これらのデメリットを解消するために知っておきたいウォークインクローゼットの窓の位置についてのチェックポイントを3点ご紹介していきます。
ポイント①高い位置に窓をつくる
「ウォークインクローゼットに窓を付けると、窓の近くには収納スペースを設置できないのが嫌」という場合は、天井近くに窓を設置することで解決できます。
高い位置に窓があると、室内にまんべんなく採光が可能になります。
「日焼けや紫外線が心配」という場合は、カーテンを付けたりUVカットや断熱性能に優れた窓ガラスを採用することで緩和できます。
もしくは収納の全てに扉をつけておくことも有効です。
ポイント②窓の方角に注意する
日焼けを避け窓をつける場合、南側以外にむかって窓をつけるという方法もあります。
太陽光が直接ウォークインクローゼットに差し込まないような位置に窓をつけることで、日光によるデメリットを改善できます。
また太陽光が直接差し込まないようにするということは、日中と夜間の温度差をできるだけ少なくすることができます。
温度差を抑えることで結露を防ぐことができるのです。
ポイント③他の部屋との風の通り具合を考慮する
「ウォークインクローゼットは南側に向いているから換気しなくてもカビは繁殖しないだろう。だから窓はいらない」と考えていませんか。
ウォークインクローゼットに面した部屋から暖かい風や冷たい風が吹き込み、温度差で湿気が籠もってしまう恐れがあります。
ウォークインクローゼットだけではなく、どんな部屋の隣にあるのか、また家の中の風の通り道はどうなっているのかまで考えて窓をつけるかどうかを考える必要があります。
たとえばウォークインクローゼットが寝室と続いている場合、暖房器具を使うと暖かい空気が入り込みます。
対するウォークインクローゼットの中の空気は冷たいですので、その温度差で結露しやすくなります。
風の通り道については素人ではなかなか判断できませんので、工務店の人や工事に関係する人の意見を取り入れて窓の位置を決定するようにするといいでしょう。
まとめ
ウォークインクローゼットのメリット・デメリットと窓の位置について解説しました。
換気と採光の面から考えると、ないよりはあった方がいいのが窓です。
しかし窓を付けるとその分だけ収納スペースが減るというデメリットもあります。
デメリットはある程度は窓の位置で調整できるので、ウォークインクローゼットを作るときは窓の位置にこだわって下さい。
「どうしても窓はつけたくない」という場合は、せめて換気扇を設置するようにしましょう。
窓よりも換気の効率は落ちますが、カビ対策に効果が期待できます。
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