小さく豊かに暮らすとは?①

掲載日:2023年05月01日

小さく豊かに暮らしたい!けど、

・そんなの無理だよな~と思っている

・何からしたらいいのか分からない

・とりあえず断捨離だ!でもうまく いかなかった

・整理収納を学んだけど、相変わらず ごちゃごちゃしている

そんな方に向けて、今回からシリーズで小さく豊かにくらす方法を、考えていきたいと思います。

 

小さく豊かに暮らしたい!と聞いて、どんな暮らしを想像しますか?物が少なくて、すっきりした暮らしでしょうか?

でも、実際には片付けてもすぐに散らかるし、物が多くてごちゃごちゃしている。

だから、小さく豊かに暮らすとか、丁寧に暮らすとか、自分には関係ないと思っている。

でも考えてみてください。

人間生きているのだから、物は雑誌の切り抜きのようにピタッと静止しているわけじゃないし、物は増えます。自分が想像している理想の暮らしは、もしかしたらちょっと違うかも。

そこで今回は「小さく豊かに暮らす」とはそもそも何かについて、考えてみました。

 

料理をする前は片付いている状態だけど、料理をするとキッチンに物が溢れる。

それは当たり前で、それが終わったらまた定位置に戻る。

定位置に物がいっぱいだったら戻しにくいから、扱いやすい量(定量、7~8割くらい)にする。

でもたまにオーバーしてもそれは良しで、大体そういう風になっていればいいかなっていう。

他の場所もそんな感じで定位置、定量、定量が多かったら物と向き合って捨てる。

このやり方を知っているから、忙しくても暮らしが自分なりにうまく回るので、心に余裕が生まれ、家族にもおおらかになれる。捨てる=物と向き合うことで、好きな物を大切に使うようになるから、気持ちが豊かになる。

だから、家が大きい小さい、物が多い少ないではなく、自分の丁度いい加減で暮らしているっていうことが、小さく豊かに暮らすことなのではないかと思います。

私はまあまあ丁度いい暮らしをしているけれど、その丁度よさは、人によってそれぞれだと思います。それが大切だと思います。(石田)

 

自分にとって必要な物を、自分の手の届く範囲に置いて、便利に暮らしやすく、心豊かに暮らす。手に余ることもなく、足りないということもなく、私にとって心地良く暮らすことが、小さく豊かに暮らすことではないでしょうか。(黒田)

季節のしつらえは押し入れの奥にあることが多いですが、片付けを学んで飾る場所の下からスっと出せるようになった。

これがとっても嬉しいと話す淀川さん。

 

毎日忙しいけど、定位置定量のリズムができ、日々の暮らしがほどよく整っている。

そうすると、たわいないことに幸せを感じる。それが結果として、小さく豊かに暮らしていることなんじゃないかと思います。(淀川)

 

「物が少なくて、テーブルの上に何もなくて、シンプルな暮らし」それが小さな暮らし、ということではなく、物が多かろうが少なかろうが、自分にとって、暮らしやすい丁度いい量で、暮らしが自分なりに程よく回っていること。

そのためには、定位置定量がほどほどに上手くいっていて、量が増えすぎたら物と向き合って捨てる。

このリズムが、小さく豊かに暮らすことなのではないかと、私たちは実感しています。みなさんにとって、自分の丁度いい暮らしとはどんな暮らしでしょうか。

それを知るヒントは、物と向き合うことで見つかるかもしれません。次回は、物と向き合う「捨てる」について、お話したいと思います。

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