暮らしのお便り9月号

掲載日:2023年09月01日

旧暦のある暮らし 令和五年 卯年 長月

厳しく暑い夏もその盛りを過ぎると次の季節へと向かっていきます。

田舎で過ごしたつかの間の何とも言えない時間を糧にまたみんなで元気で会えるのを楽しみに日々を過ごしたいと思います。

朝夕にはやっと秋の優しい風を感じる季節になりました。

そしてこの夏思いきって白髪を染めるのをやめる事にしました。

かなりのショートヘアにして一気に白い髪になりました。

年齢を重ねると身体のいろんなところに相談をしながら行動することが増えきて、やれることが少しづつだけど減っていき、おのずとシンプルになっていくのかなと感じています。

せっかくの過ごしやすいこの季節には、お家の中の見直しや片付けにも時間をさきたいと思っていますが、どこまでできるか、なるべくゆっくりとした予定をたてて「すっきり」を味わって、秋の七草のひとつでも飾ってこの季節の月を眺める事を楽しみに過ごしたい そんな九月、長月の候。

一級家事セラピスト 淀川洋子  

~イエノコトは日本の暮らしと文化を次世代に繋ぎます~

 

うつくしい日々は うつくしい暮らしから 繁忙期はそれなりに

「パンを二斤買うお金があったら、パン一斤と花を買う」というほど、花を買う文化が根付いているオランダ。

街ゆく人にむけて飾られたベランダの風景はとても印象的です。

西洋では満開の花が好まれるのに対し、日本では床の間に飾る文化があり、つぼみの花が開こうとするさまに魅力を感じる方が多いのではないでしょうか。

花の好みも飾り方も、暮らしも人それぞれ。

近ごろは【小さく豊かに暮らす】というワードを目にすることが多くなりました。

小さく豊かに暮らすとは、愛着のあるモノに囲まれて暮らすことだと感じています。

執着のあるモノがあると、その分暮らしは大きくなり、手に余ってしまう。

できたら小さく暮らして、一つ一つのモノに手をかけていきたい。

そんなふうに日々を過ごせたらと思っています。

秋は可憐な草花がおおく、重陽の節句やお月見など花を暮らしに取りいれやすい季節。

お手入れをしながら季節のうつろいを感じてみるのもいいかもしれませんね。(山口)

 

 

ただいま!と帰ってきたら…

玄関で靴をそろえている?

学校や塾からの帰り道で、家が見えてくると「ああ、うちだ」とほっとするよね。

早くうちでおやつを食べたい、お母さんは何しているかな。そんなことを考えて、心が矢印みたいになって、勢いよく玄関から飛んで入りたくなっちゃうね。

さて、そこであなたの靴はどうなっているだろう。

心の矢印のまま、つま先が家の中を向いて脱ぎ捨てられていないかな。

 

靴はそろえる

玄関では靴はそろえておくものだ。

玄関は家の顔。

外から来た人が脱ぎ散らかした靴を見たら、「だらしない家だな」と思うはず。

それに、あなたが次に靴を履く時、つま先が向こうにある方が、履きやすい。

脱ぐ時に、カカトをもってクルッと向こう向きにそろえておこう。

友達の家でそうしたら、おばさんのあなたへのポイントアップだ。

 

うちだけないしょのルール

ないしょだけど、家の玄関だったら、靴を後ろ向きに脱いで家に入ってもよし。

これはズルじゃなくて、「臨機応変」と言うんだ。

☆脱いだその場で カカトをクルリ

(辰巳渚『自立のすすめマイルール』

『「靴をそろえる」が習慣になると外でも自然とできるようになる。

家族やお友達の靴も気づいたら、そろえてあげようね。』(山本)

 

木の上の軍隊を韓国に見に行ってきた

井上ひさし原案、蓬莱竜太作、沖縄県伊江島を舞台に、本土の兵士と沖縄の兵士が2年間終戦を知らぬままガジュマルの木の上で生活した実話を元にした3人劇。

日本と沖縄の現状や、未だ戦争が続いている沖縄の現状をを描いた作品。

それを韓国で、人気俳優ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ドヨプ、キム・ヨンジュンが演じた。

女役チェ・ヒソが見事に舞台を導き、オスプレイの音で終わる演出も再現された圧巻の劇でした。

8月の台風で舞台となったガジュマルが残念ながら倒れてしまいました。

韓国での解釈とともに、新しい局面を感じた戦後78年目の夏の日。

詳細はこちら(ニーバンガズィマル 伊江島観光協会)

木の上の軍隊

(これは別のガジュマル)

 

 

GOODバランスの人間関係

理想的な人間関係は『相手が本当の自分らしさを発揮できるようにする関係』です。

『こうあるべき』といった主張や思い込みを相手に押し付けたり、自分のために相手を変えようとする関係は、一方的で非常にバランスが悪い。

それどころか、相手を変えようとすればするほど、自分自身が『本当の自分らしさ』から遠ざかっている、ということに気付かなくてはなりません。

コミュニケーションを通して、お互いをサポートし合うことが、相手も自分も『本当の自分らしさ』を発揮することが出来るGOODバランスの人間関係です。

目の前にいる相手は、自分自身が『本来の自分』に目覚めるための手助けをしてくれている鏡。

「人のふり見て我がふり直せ」はGOODバランスの人間関係のための魔法の呪文です♪

思い通りにならないときこそ、忘れずに唱えましょう!(黒田☆)