相続税とは?分かりやすく解説

掲載日:2017年11月14日

生きていく上でそう何度も経験する事がない相続問題…相続税とは?と疑問をお持ちのあなた、今日は簡単な流れをお話ししたいと思います。

相続税とは

そもそも、相続税とは、相続する際にかかる税金のことです。亡くなった人(被相続人)の相続できる財産を受け継いだ場合や遺言等によって相続できる財産を受け継いだ時に税金としてかかってきます。

遺言などで事前に準備する方もおられますが、実際は準備など何もされてない方の方が多いと思います。

亡くなってから、まずは葬儀などの手配でドタバタしてしまい、そこまで手が回らず、落ち着いてからようやくという方が大半なのではないでしょうか?相続税を払うことになった場合死後10カ月以内に納めないといけないため、気が付いた時には時間がないということになります。なかなか事前にちゃんと考えておきましょうといいにくいかもしれませんが、残された人間にとっては大切な事です。しっかり話し合うことが大切だと思います。

みんな払っているもの?

相続税は控除される非課税枠があります。財産がその金額を下回っている場合は相続税を払うことはありません。相続が発生したうちの約10パーセントが相続税を払わないといけないといわれています。なので90パーセントは相続税を支払うことはないということです。

どうやって進めていく?

まずは、相続対象となる財産の確認を行います。財産の中でも非課税財産と言われるものがあります。これは遺産総額に含めません「お墓や仏壇や香典」「国などに寄付した財産」「死亡退職金の一定額」「生命保険金の一定額」などです。遺産総額が超えないのであれば申告する義務はありませんので、相続する対象者で協議します。

もし、課税対象の財産がある場合は、遺言書など公的書類があるかの確認します。遺言書がある場合は、家庭裁判所で検認手続きを行います。遺言書がない場合は、相続対象の人間全員で財産分与の協議を行います。

相続は放棄することができますが、放棄する場合は、死後3カ月以内に家庭裁判所に申し立てを行わないといけませんので注意しましょう。

まとめ

相続税とはどうしても日常の生活の中では考える事がないもの・・・どうしても相続税の申請は専門的な用語などやもあるので、わからない場合などは専門家(税理士や司法書士や弁護士など)に相談するとよいでしょう。
相続税と一緒に不動産などの名義の変更の相続登記も忘れずに行いましょう。