暮らしのお便り10月号

掲載日:2023年10月02日

旧暦のある暮らし 令和五年 卯年 神無月

10月は、神無月。そして出雲地方は 神在月。

旧暦と新暦の違いはありますが、自身の誕生月でもあるので10月を神無月として親しんでいます。 また、野に咲くススキの優しい色合いと、りんどうの深い青と、秋桜の濃いピンク色を花瓶に飾りその風合いを楽しみ、その隣に竹取物語のかぐや姫を飾ります。 この年齢になると時間を過ごすこと そのものが、命を使っていることに 気がつきます。もっと若い頃に気がついていればよかったのですが・・・笑 日々の時間が本当に愛しくなります。 食欲の秋・スポーツの秋・紅葉の秋・高く青く澄み切った空。 あっという間に過ぎ去ってしまうこの 季節を感じながら少し欲張って過ごしたいと思う、 10月は神無月の候。

一級家事セラピスト 淀川洋子  

~イエノコトは日本の暮らしと文化を次世代に繋ぎます~

 

使うほどに、時の経過が仕上げてくれるもの

私は家電製品の買い替えにことごとく失敗してきた。

調理と下ごしらえが一度にできる二段式スチームオーブンレンジは、最低限の機能しか使わず、お掃除機能付きエアコンは、外部に頼むメンテナンス料と手間を考えると、自分で掃除くらいできた。

極めつけはドラム式洗濯機。

友達の便利は私の便利とならず、すぐに縦型を買いなおす勿体ないことをした。

人生の繁忙期に「便利」という言葉にさんざん踊らされてきたが、そもそも私は手をかけたものが好きなのだ。

そんな相性の家電の中で26年一緒にいる冷蔵庫。

 

買いなおした方が、電気代が安いと言われることもあるし、古くさい感じはするし、取っ手も外れている。

台所の変色したお玉やヘラも長い付き合いだ。

サイズ感や角度が手に馴染んで、なかなか捨てられないでいる。陶器や木製家具のような、時の経過とともに美しさが増してくるというものではなく、古くなる一方だけれど、どこか使いやすいところがあって手放しがたい。

長い年月の間にモノとの関係性は変化して、どうやら心をかよわせるようになったらしい。たくさん使い込んだ古さは、秋色のような深い温かみを感じさせてくれる。 買う、残すといったモノを選びとる理由も十人十色。(山口)

 

料理をする 好きなメニューに挑戦しよう

あなたは料理をしたことがあるだろうか。

お母さんに教わって、カレーを作ったことがある人はいる?

お米を研いだことがある人は多いかもね。

料理は楽しそうだよね。お母さんがゆったりしている休みの日にでも、

「カレーのつくり方を教えて」

って頼んでみよう。

もちろん、カレーじゃなくてもあなたの好きなメニューなら、なんでもOKだ。

 

家族の笑顔を思い浮かべて

ごはんを炊くのでも、おみそ汁や卵焼きでも、一人で作れるようになるといいね。

その時に、あなたは大事なことを知るはずだ。

それは、料理をおいしくするのは、家族のことを考えて気持ちを集中して「おいしくなれ!」と願って作る、愛情の力なんだってこと。

私は、

「もーいやっ」

なんて思いながら作った料理を自分で食べて、がっかりすることがある。

逆に、

「おいしいものを作るぞ!」

と気力も、体力も充実している日の料理は、

「世界で一番おいしいのは私の料理!」

って思っちゃう出来になるんだ。

作っている人の心は、料理に表れる。世の中のことって、説明できないことも多いけれど、すごく道理にかなっている気がするよ。

(辰巳渚『自立のすすめマイルール』

『お料理だけじゃなく、どんな事にでも言えるよね。心を込めると、自分自身がとっても誇らしい気持ちになれると思います。』(山本)

 

番外編~ソウル散歩 チョンノオガ ~

鐘路5街(チョンノオガ)は、東大門や広蔵市場に近い市場(シジャン)の街。広蔵市場も面白いけど、地元の人が行くお店に行きたかったので、オフィス街のヤンジ(羊肉)クッパ屋へふらっと。

ヤンジクッパはあっさりしているけど、コクがあって、でも全然臭みがない!何よりおかずがどれもおいしい。

お母さんが優しくて、最後はハグして帰りました。また行きたいお店。

 

モノの見かたを変えて人生を好転させよう

モノの見かたは、自分が生きてきた環境や経験によって作られます。

だから、人によってモノの見え方、捉え方には違いがあり、偏りがあるのです。自分のモノの見かたで判断し、行動し、その結果が現れる。

だから、思うような結果が現れないときには『自分のモノの見かたを変える』しかない。

自分の勝手な思い込みで、偏った見かたをしてはいないか?

と、まずは自分のモノの見かたを疑ってみることです。

『誠実で公正な見かたであるか?』

『成長や可能性を見いだせるか?』

『他者に貢献できるか?』など、

人にはもともと『このように在りたい』という願望があります。

この自然な願望に近づいてモノの見かたを変えていくと、自ずと行動も変化して、良い結果を引き寄せることになるのです。

人生はモノの見かた次第で180°変わります。

人生100年時代。『人生あと◯十年しかない』より『あと◯十年もある!』。

可能性を見いだしていきましょう!(黒田☆)