暮らしのお便り1月号

掲載日:2025年01月01日

旧暦のある暮らし 令和七年 巳年 睦月

2025年、巳年。

新年あけましておめでとうございます。

みなさまには新しい年を迎えご健勝のこととお喜び申し上げます。

今年一年をどのように過ごして行くかをしっかり考えたいと思いながらも、瞬く間に正月も過ぎていきます。

せめて、今日一日を楽しく過ごすことを目標に、日々を重ねていきたいと思います。

いつまで続けることが出来るか分からない、年末年始を田舎で過ごす親族の集まりも無事に終わり、楽しいひと時を過ごすことが出来たことに感謝です。

今年もまた、たくさんの方々にお会いして、暮らしの大切さをお伝えする事。

そして、暮らしの困りごとをワンストップで解決するためのアドバイスをさせていただくために、実年齢は忘れて、精神年齢で過ごしたいと思う、令和七年巳年睦月の候。

本年も、スタッフ共々お役立ちができますよう精進いたしますのでどうぞよろしくお願い致します。

一級家事セラピスト 淀川洋子

~イエノコトは日本の暮らしと文化を次世代に繋ぎます~

 

 

 

1月 着物、和装小物

着物の始末に困っている人も、世の中にどれだけいることでしょうか!

しつけ糸もほどいていないまま、結婚時からしまってある普段着の着物、着物好きの伯母からどっさり譲られた、訪問着や留袖の数々、若いときの振り袖、ピンクや赤の帯や帯揚げ。

頭では、理解できるのです。

もう着ないこと。

持っていても古くなるだけのこと。

一枚一枚は、金額もじつはたいしたことはないこと。

でも、理屈ではない何か大切なものが、着物にはある気がする。

装う喜びなのか、親への思いなのか、日本人の心なのか、わかりません。

ただ、あっさり着物を処分しては、大切なものをおろそかにする気がする。

もしあなたがそう感じているのなら、着ない着物でも、持っていればいいのです。

 

☆モノと向き合った上で 「捨てない」という選択肢もある

 

『大量に所有し、使い切れなくなったモノ余りの現代。手にとれるだけにするのが理想だけれど、年齢を重ねた分だけ思いも深くなるようです。そんな時は無理をしない。手放せないモノが、私にとっての大切な価値観を教えてくれるかもしれませんね(山口)。』

(辰巳渚『小さく豊かに暮らす物の捨て方残し方』

 

 

「おめでとう」は未来を先取り するおまじない

古来、日本人は古暦を基準に生きてきました。

立春こそが新しい年の始まり。

節分に豆をまいて厄を祓い、恵方に向かって巻き寿司を食べるのも、新年を迎えるためのおまじないです。

ですから、西暦の1月1日は本来の新年を迎える前祝いのようなもの。

西暦の正月に「おめでとう」をたくさん言って、これからやってくるおめでたい出来事を先取りし、2月3日の立春で本当の新年を迎える準備をしているのようなものなのです。

この1月は「おめでとう」をたくさん言って「Happy」をたくさん引き寄せましょう!

(黒田)

 

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