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暮らしのお便り11月号
掲載日:2023年10月31日
旧暦のある暮らし 令和五年 卯年 霜月
久しぶりにセラピストの方々の片付け年間計画を話す会に参加いたしました。
十一月中にはそれなりのちょこちょこ年末掃除を、終わらせたいと言われる方の意見を聞いて、私も今月中には何とか 終わらせたいと思いましたが、毎年計画倒れの感がありちょっと心配(笑)。
気がつけば暦が2枚となり、心がざわつく季節でもありますが、きっとその時々の出来る事はやってきたんだと言い聞かせながら過ごしています。
また、忘れる事が増えてきたお年頃になり、その都度終わらせていく事を習慣としなければ、お家の中も、頭の中も、 身体の中も未消化だらけ・・・。
喜寿の姿がほんの少し見えてくるようになり、お家の中も・頭の中も・身体の中も、それぞれ管理できる量になって また新たな十年をゆっくり歩けたらと思う、令和五年卯年霜月の候。
~イエノコトは日本の暮らしと 文化を次世代に繋ぎます~
見なかったことにしてない?
今年も残すところ二ヶ月となりました。木々が色づき、冷たいツンとした空気に冬の始まりを感じます。
いつも何かと気忙しい師走をまえに、見なかったことにしていた「ちくちく」に目を向けてみることにしました。
絨毯の端っこのほつれや壁紙の剥がれは、猫が大胆に広げて補修しないまま。シーズンごとに洗えていたカーテンは、布のブラインド式にしてから脱着が面倒で洗うのが億劫。後回しにして溜まった「ちくちく」は、この時期に重い腰をあげて、一つでも手を付けられればOKとゆるく自分と付き合います。
日々の掃除や片付けは、ちょこっと・ついでに・まぁまぁのクオリティでまわしているので、少しずつ溜まっていく汚れや不具合。
なんでもかんでも年末になんて、考えただけでも気が遠くなってしまいます。
大掃除は、年間を通して分けて片付けていく方が私には合っているようです。
時にはプロの力を借りて、軽やかに日々が気持ちのよいことを望んでいます。
子どもの頃、お正月の間は店が閉まるので、年末にたくさんの買い物をして準備をしていました。
荷物持ちをして手伝っていたことを懐かしく思い出します。
そうして手に入れるのんびりおうち時間。
気持ちよく過ごすには、自分にとっての心地よい空間が大切ですね。(山口)
友だちが嫌なことをする 黙ってがまんする?
友だちが、ゲームのやり方を教えてくれない。
「〇〇ちゃんちは、オカネモチだから」なんて、言われたくないことを言う。
友だちなのに、私が嫌がっていること、どうしてわかってくれないんだろう。
なぜ意地悪するんだろう ——。
悲しい思いをすることがあるよね。
「やめてよ」と心で思っていても、黙ってがまんしてしまっていないかな。
でも、言っていいんだよ。
自分の気持ちを言葉に出して伝えることは、人として当たり前のこと。
それに、人によって嫌なことってけっこう違うんだ。
友だちも、言われて初めて「嫌だったんだ」とわかると思う。
もしかして、友だちとけんかになるかもしれない。
だからといって言わないでいても、何も変わらない。
受け止めてくれる人は必ずいる
あなたの言葉を受け止めてくれない友だちもいるだろう。
お母さんに言ってみても、わかってもらえないかもしれない。
でも、本当の気持ちを言葉に出す努力はやめないでほしい。
いつか必ず、あなたの言葉に耳を傾けてくれる友だちが現れるはずだから。
(辰巳渚『自立のすすめマイルール』)
『正直な気持ちを伝えることはとても勇気がいること。何か変化があるかもしれないし、ないかもしれないけれど、伝えてみる!』(山本)
ソウル散歩 ウルチロ5ガ
市場の街東大門が大好きな私。特に好きなのが、紙類や印刷店が集まっているウルチロ5ガ(을지로5가)。
パッケージや様々な種類の紙を買うことができます。
そんな慌ただしい市場の隙間にあるコーヒー屋さん。
忙しく働く職人さんたちを静かに支えるお店。
私がソウルで一番好きなお店。
【内が変われば 外が変わる】
「あの人が変われば上手く回るのに」
「環境が悪いから力が発揮出来ない」
物事が上手く運ばないとき、人はついその原因を周りのせいにしがち。
原因を外側に見ている間は、残念ながら物事が好転することはありません。
変えられるのは唯一、自分の考え方だけです。
「自分次第で何かが変わるかもしれない」
そう考えを切り換えるだけで、気分が変わり、行動が変わり、周囲にも影響を与え始めます。
自分が嫌々やっていては、周囲も丁寧には扱ってくれない。
自ら楽しさを見つけて、気持ちも行動も前向きであれば、周囲も応援してくれるものです。
人生を好転させるのは全て自分次第!
自分の内側を変えて、どんどん外の世界に影響を与えていきましょう!(黒田)