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暮らしのお便り12月号
掲載日:2023年12月01日
旧暦のある暮らし 令和五年 卯年 師走
師走のせわしない足音があちらこちら から聞こえてくるような感じのする 一年の締めくくりを迎え、
手帳を眺めながら少しだけ深呼吸して、 せめてこれだけはやりたいと思う事を メモ書きしてみる。
隙間時間をみつけて、無理のないように 身体の声に耳を傾けながら、 ちょこちょこ片付けと掃除。
いらない物と向き合って感謝して 「さよなら」 やらない事を決める事の不安や、物を 手放すときの心の痛みはあるけれど、 新しい年は少しだけゆっくり時間を 楽しみながら使う事を意識していきたい。
そんな2023年卯年も、 たいへんお世話になりました。
スタッフ一同心より感謝申し上げます。
みなさまどうぞ良い新年を お迎えください。
一級家事セラピスト 淀川洋子
~イエノコトは日本の暮らしと文化を次世代に繋ぎます~
暮らしの小さいことが整うと
コトコト煮込み料理があったか幸せな季節。
素材の旨味がじっくり溶け込んだスープは格別です。
温まって心も体も空間も大満足。大地のスープのような野草茶も、煮だす直前に手でやさしく炒ってから火にかけます。
かけた時間と火の力でどんどん美味しくなるような気がします。
「捨てる技術」の辰巳渚さんは、鍋を火にかけている間にマニキュアを塗るのが日課だったそう。
そんな辰巳さんのマニキュアをしまう場所は、ドレッサーではなくキッチン。
動作をする場をしまう場にすると、置きっぱなしや、どこに行ったか分からないなんてことがなくなり、こんな小さな自分ルールが、生活をスムーズにまわしてくれるから嬉しくなります。
これまで「どこにやっ たかな?」と探してきた時間を勿体なく感じます。
気持ちを向けると暮らしが楽になるアイディアがそこかしこに転がっているのかもしれません。
年末は気持ちばかりが焦ってしまいます。
日頃から手を動かし、体を使って片付いていることが理想ですが、そんな完璧にはいきません。
冷蔵庫の野菜室をさっとひと拭き、お風呂あがりに排水口をちゃちゃっと1分。
すると15分くらい動けているもので、小さいことが整うと気持ちがよいのです。
そんなこんなで歳神さまをお迎えする玄関、みんなが集まるリビングや水回りを一気にではなく、生活の中でちょこちょこ片付けていこうと思います。(山口)
お正月が来る 『新年の神様をお迎えする準備を』
もうすぐお正月。大掃除は済んだかな。お母さんはお正月のごちそうを、たくさん準備してくれているかな。
ところで、お正月は新しい一年を迎える行事だよね。
昔の日本では、お正月には新年の神様がやって来ると考えていた。
だから、新しい年の「歳神様」が来るのをお迎えする行事でもあったんだ。
それで、神様に通っていただけるように玄関を掃除したり、門松やしめ縄をはって印にしたりするわけだ。
鏡餅も、ただの飾りじゃない。丸いお餅は魂を表していて、神様へのお供えでもあるんだね。
興味を持つと、お手伝いも楽しい
行事ですることや、飾る物には、いろいろな意味がある。
ふつうにしていると気がつかないことでも、ちょっ と興味を持つと、おもしろいことがたくさんあるはずだよ。
大みそかには、新年の神様を迎える用意をするつもりで、あなたが玄関や家の前を掃除してみたらどうだろう。
おせち料理の準備を手伝いながら、「昆布はなんで食べるの?」って聞いてみよう。
きっと、今までよりもすがすがしい気持ちで、お正 月を迎えられると思うよ。
(辰巳渚『自立のすすめマイルール』)
『歳神様を思いながら、いつもより少しだけ丁寧に拭いてみる。意味を知ると気持ちの込め方も違ってきますね』(山本)
無人島のディーバ
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビン主演の新作。
父からの暴力に苦しみながらも、憧れのディーバ(=歌姫)ランジュの歌と、同じ様に父からの暴力に耐える少年ギホに支えられながらディーバを夢見る主人公の少女モクハ。
夢が叶う目前で不運にも無人島に漂着し、15年を過ごすことに。
偶然無人島から救い出してくれた兄弟と、15年越しに出会えた憧れのランジュに支えられ、ディーバを目指す物語。
韓ドラお決まりの「記憶喪失」「猪突猛進な主人公」「イケメン兄弟」 といった、韓ドラ王道の内容が たまらない作品。
【心の中に一時停止ボタンを持とう】
誰かの言葉に、ついカッとなって反論してしまうことってありますよね。
でも、そんなときこそ心の一時停止ボタンを押しましょう!
人間は元々周りに影響されやすい生き物です。
だからこそ、感情に流されて反応的に行動するのではなく、一呼吸置いて「どうするのがベストか」を自分の意志で決めて行動することが大切です。
誰かの言葉に反応して、感情的に言いたくもない言葉で反論してしまうより、一呼吸置いて、自分の頭の中で整理された言葉で自分の意見を述べる。
「自分の行動の責任は自分にある」ということを忘れず、心の中の一時停止ボタンを押すクセをつければ、周りに振り回されず、自分の意見で、自分の人生を歩いていけるようになりますヨ。